FPとしてお役に立てることって・・・

今年に入り、大阪の某病院にて「おかねの相談窓口」で、定期的に相談員をさせていただいています。

場所が病院内ということで、患者さんが中心になるのですが、ご相談してくださった方に対し、

「適切な支援できたのか?」というのが、あとから引っかかってしまうことがよくあります。

 

普段セミナーや家計相談で関わる人の大半は「健康で夢が描ける人」。

そんな方々には「明るい未来を作るためのお手伝い」ができます。

 

でも、ご自身が病気を抱えていたり、家族が介護状態であったり、生きていくので精一杯という方々からのご相談の場合、

「FPとしてどうお役に立てるのか?」
という課題がいつも心に残ってしまいます。

まず、できることは、

「辛い心の内を傾聴することにより、少しでも安心感や安らぎを感じてもらうこと。」

もう1つは

「社会保険制度や、行政の支援など、その方にあった適切なサービスを受けているかを確認し、ご存知ない場合はそれを伝えること。」

でも、それくらい・・・なんです。

夢のあるライフプランを立てようにも、

「先立つものがない・・・」「働けるだけの健康がない・・・」

 

とはいえ、大半の方は、

「親身に話を聞いてもらえてよかった。思い切って相談してみてよかった。」

と感想に書いてくださいます。

 

その言葉に、少しホッとしつつ、正直、何かすっきりしない気持ちが残ります。

 

まだまだ分からないことばかりです。

私自身、もっともっと努力が必要だと感じています。

 

これから、少しでも人のお役に立てるように、多くの方の支援をしながら成長していきたいと思っています。