あっという間の12月、年を重ねるごとに時間の流れが早く感じるのは、きっと私だけではないですよね。
“生きている年数に対しての1年間、つまり40歳であれば40分の1、60歳であれば60分の1、と加齢と共に少なくなっていくから短く感じる”という話がありますが、
これを聴いたときは、ものすごく腑に落ちて納得した私です。
さて、この1年間を振り返ってFPとしていろいろな活動をしてきましたが、
「お金の知識を持つことの大切さ」を伝えることに最も力を注いできたなぁと
感じています。
高校生や大学生向けの「パーソナルファイナンス授業」では、“お金を貯める”
“お金の使い方”などをテーマに “お金の知識の大切さ”をお話ししました。
「就労支援業務」においても、就職を目指す学生や若者に
“将来、経済的に自立できる大人になろう!”ということを強く伝えてきました。
拙著「子育て主婦が知っておきたいお金の話」においては、
“お金の知識を持つことによって、いろいろな悩みを自分で解決し一歩前に踏み出すことができる。”ということを書き綴りました。
先日、ある高校で「お金を借りる」というテーマでお話をさせて頂きました。
・将来どんな時にお金を借りるかもしれないか?→マイホーム購入 車を買う など
・いろいろなローン種類 → 住宅ローン、教育ローン、奨学金、フリーローンなど
・金利の計算と仕組みについて → 実際に公式を使って計算
・お金を返せないとどうなるか? →ブラックリストの怖さ
・契約について → 書面で契約するのは取っても大切
こんなお話をして、終了後に全員にアンケートを書いてもらったのですが・・・。
「今まで習ったこともない大切な知識をありがとうございました」
「近い未来、知っておかなくてはならない知識ばかりで、とてもためになりました」
「利息の計算の仕方がわかり良かったです」
「ローンによって金利が違うことを知りすごく勉強になりました」
「将来、お金を借りるときは今日学んだことを思い出したいです」
正直「お金を借りる」というテーマで、高校生から “このような感謝の言葉” を
頂いたことは、私にとっては驚きでした。
「お金を借りる・・・」
そんな話は、大人の世界のことで “高校生にはまだピンとこないのでは?”と思っていたのです。
今の高校生は、大人が思っている以上に 「お金」とシリアスに向き合っており、
「お金の知識の必要性」をしっかり知っているのだと感心しました。
「お金の知識」を持っていないがために “人生の中で失敗すること” があると思います。
「お金の知識」を持っていれば “人生が豊かに幸せになれること” があると思うのです。
残念ながら、今の大人たちは「お金の知識」を学校で教えてもらうことはほとんどありませんでした。
そして、今の子供たちも、それを学ぶ機会は少ないのが現実です。
私は、来年もたくさんの方に「お金の大切さと知識」を伝える活動をしていきたいと思っています。
みなさんも“来年の抱負” の1つに「お金の知識を身につける!」を入れてもらいたいなぁと思います。
コメントをお書きください