◆ワクチンの種類(1本あたりの価格)
サーバリックス(2価)公費負担あり(自費 17000円程度)
ガーダシル(4価)公費負担あり(自費 17000円程度)
シルガード9(9価)※自費負担のみ(26000円〜40000円程度)
子宮頸がんにはたくさんの型があるのですが、「2価」というのは「予防できるHPVの型」種類の数を示すので、「9価」だと9種類に型に対応していて、予防効果が1番高いとされています。
HPVウィルスは、一生に一度は感染するとも言われていて、女性の70人に1人くらいは感染し、毎年350人に1人くらいは亡くなるそうです。ワクチンを接種することで、原因の50〜70%を防ぐことができるとのこと。(「シルガード9」の場合は、子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。)ワクチンは8〜9カ月くらいの期間にわたって、3回接種します。(1年以内が望ましいとされています。)
2022年4月より、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャチアップ接種が始まりました。ちょうど先週4月9日は子宮の日、でキャンペーンをやってましたね。
ちょうど、今年大学2年生(19歳)の娘も該当年令、ということで、ちょっと調べてみたことを共有しますね。
ちなみに、接種券の配布は大田区は6月末以降に発送(自治体により異なる)のようですが、早く摂取したい方は、「予診票交付申請」をすると1週間ほどで接種券を受け取ることができるようです。
HPVワクチンは、もともと小学校6年生から高校1年生相当の年令の方は無料で受けられるのですが、一部の方の副反応などが問題になったこともあり、しばらくの間、積極的な接種は勧められていませんでした。そこで、接種のタイミングを逃した方たちを対象に無料接種の機会が設けられたのが、今回の施策です。
実は、昨年大学生になった娘はどうしようかな?と悩んでいたのですが、いろいろ調べたうえで、昨年秋より自費で接種を開始しました。(9か月程度に渡って3回、筋肉内に接種します。)
接種の少し前に厚生労働省に問い合わせたところ、接種機会を逃した方に対しての公的な負担はできない「予定もない!!」と言われたので、すべて自費で接種するならば、予防効果が高いものがよい、と考えて「シルガード9」の接種を選択しました。そのあと、12月に、4月からタイミングを逃した人たちも公費負担になるというニュースが飛び込んできてびっくりしたのですが・・・。
3本は同じ種類を接種するのが原則なので、3本で9万円強になります。ちなみに、2本接種しましたが、心配した副作用などは全くなく、接種直後もサークル活動に行くなど、普通に生活できています。
今回のキャッチアップ施策に伴い、自費で接種した方に対しても接種費用が償還されるという話も出ていますが、まだはっきりしていません。
厚生労働省に確認したところ、対応は自治体によって異なるようです。償還費用は自治体の負担になるとのことでした。自費で接種された方は、そちらも各自治体に確認してくださいね!
ちなみに、「シルガード9」は、もともと定期接種の対象になっていないので、大田区の場合、償還の対象にもならないとのことでした(涙)
どうせ自費ならば!ということで、予防効果の高い「シルガード9」を選んだ人も多いと思いますので(わが家の場合そうでした。自費ならば3万円程度の差。)せめて、差額の償還があってもよさそうなものですが・・・。このあたりも、自治体によって対応が違う可能性もあるかと思います。
「シルガード9」が定期接種に対応になるのは(噂ベースですが)2〜3年後だそうです。自費ではありますが、病気になる可能性を考えたら、予防効果が高いのが1番安心なので、良かったと思っています!(^^)!
キャッチアップ年齢の方は、早く摂取される方が良いと思います!お住いの自治体に確認してくださいね!